Kazuhiro Hata, Zhiheng He, Constantin Gabriel Daniliuc, Kenichiro Itami, and Armido Studer
Chem. Commun., 2013, Accepted Manuscript, DOI: 10.1039/C3CC47350C
我々はMünster大学Studer研究室との共同研究で、パラジウム触媒とTEMPO存在下、ベンゾフラン誘導体に対しアリールボロン酸とカルボン酸とを室温にて作用さ せると、完璧な位置選択性かつ高いジアステレオ選択性にて2-アリール-3-アシロキシ-2,3-ジヒドロベンゾフランが高収率で得られることを発見した。さらにこのアシロキシアリール化反応の立体はアンチで進行していることがX線結晶構造解析によって明らかとなった。