ブログ

Palladium-catalyzed tetraallylation of C60 with allyl chloride and allylstannane: Mechanism, regioselectivity, and enantioselectivity

Masakazu Nambo, Atsushi Wakamiya, and Kenichiro Itami

Chem. Sci. 2012, Advance Article. DOI: 10.1039/C2SC21126B


我々は、パラジウム触媒を用いたフラーレンC60のテトラアリル化反応を開発した。この反応は、アリルスズと塩化アリルがパラジウムと反応した、求核的および求電子的に作用する2つのアリル基を有するビス(π-アリル)パラジウムの生成を鍵とする。詳細な反応機構解析により、反応の位置選択性について、先に起きる求核的アリル化は立体的影響が、後に起きる求電子的アリル化は電子的影響が大きいことが分かった。ルテニウム触媒による環化メタセシス反応およびロジウム触媒による水素化反応により、さらなる官能基変換も可能である。また、キラルなホスホロアミダイトを配位子に用いることで、88%eeと高いエナンチオ選択性が発現した。

 

関連記事

  1. Palladium-Catalyzed C–H and C–N …
  2. 全フッ素化カーボンナノリングの合成
  3. Direct Coupling of Naphthalene a…
  4. 炭素─水素結合直接変換を鍵とする生物活性物質の合成
  5. Selective Synthesis of [7]- and …
  6. Late-Stage C-H Bond Arylation of…
  7. Synthesis and properties of all-…
  8. Strength of carbon nanotubes dep…

最近の記事

Flickr@Itamilab

天池先輩からコーヒースープ伴夫妻からのお歳暮です!潤さん、宮村さん、ありがとうございます!!武藤さん、ビールありがとうございます!平賀大都わーいやなさん、あつしさん、ありがとうございます!!だいぶ前だけど、Stripes look #ootdHalloween lookラインを洗う時ですら格好良く。戸谷先生教育実習!imageけいしゅう、誕生日おめでとう!誕生日は英吉家!!3年生に名古屋ぼろ勝ちアピール中!!アリシア卒業おめでとう女子会!
PAGE TOP